


北米カナダより、樹齢150年以上の天然米杉材を、日本とヨーロッパの木造伝統建築そのままに、日本の宮大工・ヨーロッパの職人達の技術に基づいて、仕口(継ぎ手)を全て手作業で施した、大断面フレームを建物の主要な構造躯体(骨組み)として構成します。
一般的に住宅で使用される骨組みは四寸(120mm)角ですが、ティンバーフレームでは、八寸(240mm)角以上のものを使用します。元々「ひのき」より耐久性に優れた「米杉」を贅沢に使用することで、おのずと耐震性も増し、住宅そのものの耐用年数が格段に向上します。 三世代に渡って暮らしを共にできる家、といっても過言ではありません。まさにこのティンバーフレームの家こそが、樹齢を超えて、家族の絆を受け継いでいける住まいなのです。


寺社建築にもみられるこの建築工法は、仕口を宮大工指導のもと、北米カナダにて、240mm以上の天然米杉に伝統的な仕口(継ぎ手)を手加工にて造ります。これらの仕口は、職人達が日本の気象条件や生活習慣を考えた知恵と、匠の技術で、財産として後世に遺るよう考えられた木造建築工法です。建築基準法上、金物の取り付けが必要となっておりますが、釘や金物を一切使わず 仕口のみで棟上いただける状態の加工を施しております。

欧州で800年以上前から建築された木造建築様式で、日本の伝統建築とは、仕口やデザインは異なりますが、金物を一切使用せず仕口(継ぎ手)加工のみで組み立てられるのは同様です。ヨーロッパ家具にもみられますように、欧州では曲線や細かな装飾加工を好み、これらのデザインをフレームに施し、骨組み自体をインテリアの一部とし、構造美を追求した建物です。


ティンバーフレームの家は、150年以上の時を経てゆったりと育った天然の米杉を無垢材として、主要な構造躯体に使用しています。天然の米杉はヒノキ以上の耐久性を誇り、桐と同等の防虫効果を持ち合わせています。また、木にとって悪条件とされている日本の高温多湿な気候に非常に適した素材です。
住宅の強度は、構造材断面積の約二乗に比例します。在来工法で使用される住宅の主要構造材は四寸角(120mm)。ティンバーフレームは、この4倍の断面積をもつ八寸角(240mm)を最低サイズとして使用します。実際にティンバーフレームの柱や梁をご覧いただければ、その太さに驚かれ、住まいへの安心を感じていただけるでしょう。

地震大国日本において、近年もっとも重要視されているのが住宅の耐震強度です。地震による揺れのエネルギーは、建物の重量に比例します。無垢の米杉から造るティンバーフレームは、優れた強度とともに軽さと柔軟性を持ち合わせています。また、熟練の職人・クラフトマンの手刻仕口で組まれたフレームは、金物や鉄骨で組まれたフレームに比べ、座屈を抑制する働きを持ち、地震から受ける影響も少なく、阪神淡路大震災の約2倍以上の耐震性があります。
木は可燃性が高いといわれていますが、太い木は優れた耐火性能も備えており、太い柱や梁などは、燃えると表面に炭化層が生まれ、中心部まで火が進まないので、強度低下は鉄やアルミと比べると、極めて緩やかで、有毒ガスの発生もほとんどありません。

人類が誕生してから、人は自然の素材を住宅に利用し、歴史を刻んできました。それらは用途に応じて、石や木、土や植物など様々です。 自然が生み出す素材が人へ与える住環境は、科学が進歩した現代でも、決して創り出すことの出来ない温もりや安心を約束してくれます。
そして、自然から生まれた素材は、確かな強さを持ちリサイクル古材として十分利用できるのです。
原産国カナダでも幻の樹と呼ばれるほど希少価値の高い、ティンバーフレームの材料は、経年を伴う乾燥収縮が細胞密度を高め、建築後約100年程度で最も材強度が高くなります。
弊社では、万一、ティンバーフレームで建築された建物を取り壊される際には、リサイクル古材としてフレームの返却をお願いしております。

ティンバーフレームの家は、あらゆるデザインに対応可能です。柱を外部に現す真壁工法や、フレームを壁で覆った大壁工法、またこれらの内外壁の仕上げやフレームのデザイン加工により、あらゆる表情を持った建物を造ることができます。それは、強度の高い梁や柱があるため、大きな空間を作ることが可能になり、プランニングの自由度につながっているのです。

ティンバーフレームで建てられた住まいは、その耐久性の高さからお子様、お孫様の世代まで十分に受け継いでいける長寿命住宅です。建て替えをする必要がなく、ご家族の歴史をしっかりと刻んでいける住宅であり、年月が生み出す風合いは、お金では買えない真の価値を教えてくれます。後生に残す、最高のステータスが、このティンバーフレームの家なのです。
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